紹興酒入門

黄酒(紹興酒)の書籍解読②『中国の酒』大谷彰著〜紹興酒の分類について〜

このコーナーでは黄酒に関する書籍を読んで、要約していくことでみなさんにも黄酒や白酒がどんなお酒なのか知って頂ければと思っています。

今回は、黄酒の中でも最も代表的なお酒「紹興酒」の話題に入っていきます。

前回は黄酒についてでした。記事はこちら↓

黄酒(紹興酒)の書籍を解読①『中国の酒』大谷彰著〜黄酒について〜|八 -Hachi-

紹興酒など黄酒や白酒について書かれた日本の書籍は数えるほどしかありません。これが日本で中国酒に謎が多い原因のひとつともいえます。 ここでは僕が持っている中国酒に関する本を一緒に読み解いていきながら黄酒や白酒について学んでいけたらと思います。 少し古い書籍なので今、変わっている部分があるかもしれません。それはわかり次第訂正したいと思います。 まずはこちらの本を使っていきます。 …

今回の参考文献はこちらです。『中国の酒』大谷彰著

紹興酒について書かれた書籍『中国の酒』大谷彰著の写真です。

紹興酒について書かれた書籍『中国の酒』大谷彰著を読んでいる写真です。

紹興酒についてまとめ①

黄酒について書かれているのはP.93〜。

今回まとめる場所で書かれているのは、まとめると

・紹興酒の産地「紹興」の簡単な紹介
・これまでの簡単な歩み
・紹興酒はいくつかに分類できる

ということですね!
書かれている内容を箇条書きにしていきます。

・紹興酒の産地「紹興」は日本でいう日本酒の聖地「灘五郷」のように水に恵まれた大酒造地
・2000年以上の歴史を誇る
・会稽とは春秋時代の紹興の旧名
・清の康熙帝時代に製造が盛んになり、1855年頃には年間6万トンの生産
1910年の南洋勧業会で金メダル、金の盾を受賞
全国評酒会第一回で八大名酒、第二回十八大名酒に選ばれる
紹興酒は製法によって2つに分類できる
①淋飯酒(リンパンシュ)
②攤飯酒(タンファンシュ)
・紹興酒は品質によって6つに分類できる
①元紅酒
②加飯酒
③善醸酒
④香雪酒
⑤花彫酒
⑥仂紹興酒

見解・疑問

Q. 「南洋勧業会」ってなに?
「南洋勧業会」とは中国で最初の博覧会のようです。紹興酒は2000年の歴史があります。それまでもきっと江南エリアでは一般的に飲まれていて、初めて社会に認められたというところでしょうか。

注意しなければならないのは、「紹興酒」として認められたということ。何かの銘柄ではなく、紹興酒全体が認められたのです。日本酒やワインであれば、銘柄でピックアップされるはずです。このあたりも紹興酒のステップとして、まだまだ初期段階であるように思います。実際はさまざまな銘柄があるのです。

Q.結構曖昧?紹興酒の分類って??
紹興酒の分類はさまざまあってとてもややこしいですね。しかも書籍によって分類方法がさまざまで、曖昧な印象があります。今回はとりあえずこの書籍に沿って見ていき、また次回別の本を取り上げてまとめて、その後、各書籍をまとめて独自の解釈をしていきたいと思っています。

次回は紹興酒の原料について書かれている部分をまとめていきます。