干杯!
中国酒探究家のdonです。
今回の黄酒巡りは下北沢・池ノ上にある「光春」です。
紹興酒好きにぜひおすすめしたい台湾料理店です。まとめます!
▼中国各地の黄酒が楽しめる中華レストランはこちらでまとめています
執筆者紹介 don(門倉郷史)
日本初の中国酒ガイドブック「黄酒入門」著者。赤坂・六本木・銀座にある中国郷土料理店で約9年勤務し、黄酒専門店責任者も兼任。2020年に独立し現在は黄酒専門WEB「八-Hachi-」やYouTubeなどで中国酒情報を発信中。代々木上原の中華料理店にも在籍。
Contents
今回訪問したお店『光春』(池ノ上)
渋谷駅から伸びる京王井の頭。下北沢駅の隣。下北沢からでも十分歩けます。
僕は代々木上原で仕事をしたあとだったので、上原の駅前から歩きました。20分ほどですね。
路線のすぐ前の路地にポツンとあります。このロケーションがまた素敵。
外から見ると普通の町中華な雰囲気ですが、料理やお酒はかなり本格的でした。
店内の様子
席数は4名テーブルが2つ。カウンターがちょろっと。今はコロナ対策で全開ではないだろうから普段はもっとぎゅっと詰め込む感じなのかな?
ドアも換気のため開いていたせいか、とても解放的な気分でいられました。
メニューの感想
今回メニュー自体の写真は撮影していませんが、価格帯は町中華よりも全然高めの設定。
量はやや控えめですが、ここはクオリティ勝負ですね。しっかり自家製ものが多い。
腸詰、唐墨、大根餅など。紹興酒も独自で入手しているようです。
おすすめは最初に店員さんがお話してくれました。メニューの一番最初にも載っています。
光春で飲んだ酒たち
つまみ・料理が美味しければ無条件に酒が進みますよね!
光春で楽しませていただいたお酒たちは以下の通りです。
台湾ビール
台湾ビールで干杯!
クセはなくてかなりすっきりとしている。歩いたあとのビールは格別です!
甕出し紹興酒7年
光春さんが独自で仕入れているという甕出し紹興酒。紹興酒好きであればこれは必須でしょう!
まずは7年物から注文しました。
紹興酒特有の酸味をふくよかさが心地よく包んでくれているような感じ。やや甘めなタイプで、一緒に行った人は途中でチェイサービールしていました(笑)
紹興酒ってずっと飲み続けていると少ししんどい、と感じる人は少なくありません。もちろん、僕は全然大丈夫な人です(笑)
このラベルにも書いてある「無濾過」の紹興酒。他でも見かけたことがあります。これが一体何を意味するのだろう?と疑問に思っていましたがHPを見て判明しました。
紹興酒は濾過する際にいくつもの甕の紹興酒をブレンドしてまとめて濾過します。こちらの紹興酒はその濾過する前のもの、とのこと。なるほど。
日本に流通している紹興酒の97%は光春が占める、という気になる表記もありました。一度に輸入して国内販売しているっていうことなのかな?今度聞いてみたいです。
紹興酒8年物(銘柄忘れた。。。)
甕出し紹興酒8年もあったので飲んでみました。こちらも美味しかったのですが、7年物よりもコクがあってさらに濃厚なので、7年物のバランスが個人的には好きです。
7年物は2100円で持ち帰り可能です。
買って帰ろうと思っていましたが、酔っ払いすぎたのか忘れてしまいました・・・。また立ち寄る理由ができました。
台湾クラフトビール
3種ありましたが今回はストロベリーとコーヒーを注文。コーヒーは・・・めっちゃコーヒー!!!(当たり前ですね)黄酒でいうと即墨老酒をソーダで割ったような感じ。あれもコーヒーのような味がしますので。個人的にはもう少しビールっぽい方がいいかな。コーヒー感があって面白いですが。
光春で食べた料理・おつまみ
自家製大根餅
大根をふかしてお餅のようにして食べる台湾のローカル料理。「ハーフにしましょうか?」と優しい店員さんが提案してくれて、ハーフにしました。もちっとした食感でほのかに優しい甘味。通常サイズでもよかったけど、他にもいろいろ食べたいしこれでよかった!店員さんありがとう!
自家製腸詰
お皿が大きく見えてしまうのですが(笑)それほど甘味はないのですが味がぎゅっと濃縮されていて口に入れると油と風味がぶわっと広がります。腸詰×紹興酒は鉄板ですね!たまりません。
肉腱(ケンナ)
変わった名前ですが、HPによると
アキレス腱に見立てて豚肉とお野菜を細切りにして魚のすり身を繋ぎにして湯葉で巻いて一度蒸してから揚げました!
とのこと。このままだと味が少し物足りないのでついてくるソースにつけて食べます。とまらない!
ビーフン
もちっとした食感で結構お腹にたまります。。。シンプルながら味はしっかり全体に感じられ、美味。
台南式魯肉飯(ルーローハン)
台湾といえばこちらも外せませんね!通常ひき肉を使うものが多いですが、食べたものはしっかり大きめなお肉でした。バラ肉を角切りしているようです。黄色い粉みたいなものはカジキマグロの田麩(でんぶ)。台南のレシピを忠実に再現しているとのこと。
光春の店舗情報
店舗名 | 台湾料理 光春(こうしゅん) |
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住所 | 東京都世田谷区代沢2-45-9 飛田ビル1F |
電話番号 | 03-3465-0749 |
アクセス | 京王線「池ノ上」駅から徒歩1分 小田急線・井の頭線「下北沢」駅から徒歩5分 |
HP |
まとめ
肩肘張らない空間でリラックスしながら本格的な紹興酒と台湾料理が楽しめました。
店員さんも中国?台湾?の女の子。にこやかで一生懸命にやっていて好印象!
カウンターがあるのでひとりでも楽しめそうですが、価格帯から3〜4人で楽しみたいお店ですね!