干杯!
この度、日本初の中国酒ガイドブックとなる「黄酒入門」を出版いたしました!
ここでは、本書の内容についてまとめます。
▼出版を機に中華メディア80Cさんにてコラムを書かせていただきました!
執筆者紹介 don(門倉郷史)
日本初の中国酒ガイドブック「黄酒入門」著者。赤坂・六本木・銀座にある中国郷土料理店で約9年勤務し、黄酒専門店責任者も兼任。2020年に独立し現在は黄酒専門WEB「八-Hachi-」やYouTubeなどで中国酒情報を発信中。代々木上原の中華料理店にも在籍。
Contents
本書の内容
この本の特徴は、5つにまとめられます。
- 黄酒の基礎知識をわかりやすく解説
- 日本で楽しめる黄酒銘柄75種を紹介
- 中国で流通している人気銘柄45種を紹介
- 今井亮さん監修!黄酒に合うペアリング料理レシピ
- 黄酒を楽しむアレンジレシピ
解説します。
特徴①黄酒の基礎知識をわかりやすく解説!
「黄酒とはどのようなお酒なのか?」
「原料は?」
「作り方は?」
そんな疑問に答えられるような、黄酒の基礎知識をわかりやすく簡単に解説しています。
本書は、あくまでも”入門書”です。黄酒について全く知識のない方にとって参考になるような内容にしました。
特徴②日本で楽しめる黄酒銘柄75種を紹介!
日本に流通している黄酒は、約150種ぐらいあります。
その中で、気軽に入手できて美味しく楽しめる銘柄を75種紹介しています。
味わいは実際に味見をしてチャート化し、おすすめの温度やグラスの形状も記載しました。
※黄酒の流通状況は変動が激しく、実際欠品になっているものも出てくると思います。予めご了承ください。
特徴③中国で流通している人気銘柄45種を紹介!
中国にはたくさんの黄酒が存在します。しかし、どのような銘柄があるのか、日本にはほとんど情報がありません。
本書では、中国で造られている代表的で個性的な黄酒を45種紹介しています。
特徴④黄酒に合うペアリング料理レシピを掲載!
3分クッキングへの出演や料理本の著書も多数お持ちの人気料理家・今井亮さんが黄酒に合う料理のレシピを考案!
▼今井さんのInstagram
https://www.instagram.com/ryo.imai1931/
中華に限らず、和・洋、食後のスイーツまでさまざまな料理を掲載しています。
晩酌にぴったりなおつまみがあれば、家飲みでも黄酒を楽しめるはず!
特徴⑤黄酒をもっと楽しむ!アレンジレシピ
黄酒を代表する紹興酒は、さまざまな飲み方で楽しまれています。そこで、本書でも黄酒をベースにしたさまざまなドリンクレシピを提案!
簡単にできるハイボール風のドリンクや、クラフトビール風のアレンジなど、4種掲載しています。
家で餃子や麻婆豆腐など中華料理を楽しむときなど、ぜひチャレンジしてみてください!
なぜ黄酒入門を出版したのか?
日本で黄酒に関する書籍は、多くありません。
中国でもあまり見たことがなく、僕自身、黄酒の情報を得たいと思ったとき、苦労してきました。
「黄酒の本があったらいいな」
兼ねてからそんな想いを持っていた中で、2022年の秋頃、誠文堂新光社さんからお声がけいただき、出版に至りました。
編集者さんも、紹興酒に関する文献が日本になく、ぜひ作りたいという思いで著者探しをされていたとのこと。
本書の書籍概要
書 名 | 黄酒(ファンジョウ)入門 | 著 者 | 門倉 郷史 | 仕 様 | A5判、144ページ | 定 価 | 2,750円(税込) | 発売日 | 2023年9月11日(月) | ISBN | 978-4-416-62331-2 |
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本書が購入できる場所
通常の書店で購入可能です。もし在庫がない場合は、お取り寄せいただくこともできます。
お急ぎでない場合は、WEBがおすすめです。下記の場所でご購入いただけます。
📙楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/17573292/
📕7net
https://7net.omni7.jp/detail/1107420992
📘TSUTAYA
https://store-tsutaya.tsite.jp/item/sell_book/9784416623312.html
著者より。
僕自身、中華業界に入って12年が経ちますが、黄酒とも長く携わってきました。日本において、紹興酒の認知度は高く、中華料理店で親しまれている酒のひとつです。
しかし、紹興酒は多くの人にとって「紹興酒」でしかありません。
それぞれ名前(銘柄)があるのに、さまざまな種類があるのに、「紹興酒」です。
年数の違いで表記されることはありますが、「紹興酒」なのです。
それがもったいないと思っていました。しかし、逆にそれがノビシロだとも思っていました。
黄酒は数千年〜1万年という長い歴史を持ちながら、まだまだ蕾なのです。
中国には、紹興酒に限らず、さまざまな黄酒が存在しています。日本酒と同じ、米(穀物)の酒です。
日本酒は米の品種や麹、酵母の種類が豊富で多彩な味わいのものが多く存在します。黄酒もユニークな醸造酒ではありますが、原料や製法など改良の余地がたっっっくさんあります。
ペアリングや最適な温度帯など食中酒としての研究もまだまだこれからの段階です。
今後切り開かれていく道。そのきっかけになれば、という思いでこの本を書き上げました。
正直、情報としてもまだまだ浅く、もっともっと深堀できます。また数年後、改めてまとめられるように今後も情報収集をして、積み上げておきたいと思います。
黄酒は、まだまだこれからだからこそ、今興味を持ってもらえた方と一緒に盛り上げていける酒文化だと思います。本書のご感想や、黄酒にまつわる情報や意見など、いつでもコメントやメールなどでお伝えいただけたら幸いです。
一番は、一緒に呑めたら最高ですね笑
今後ともよろしくお願いいたします!
donこと
門倉郷史