黄酒入門

紹興酒の度数はどのぐらい?日本酒やワインなどと比較しながら解説!

紹興酒の度数はどのぐらい?日本酒やワインなどと比較しながら解説!

干杯!中国酒探究家のdonです。

今回は、紹興酒の度数についてまとめます。

お酒のアルコール度数は種類によってさまざまです。

その中で、紹興酒のアルコール度数はどの程度なのか、ご存知でない方も多いのではないでしょうか?

don
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ちなみに「紹興酒って強いんでしょ?」と言われることがたまにありますが、きっと白酒とごちゃ混ぜになってるのかな?と思います(笑)

イメージしやすいように、日本酒やワインなど他のお酒の度数と比較しながらまとめていきます。

そもそもお酒のアルコール度数とは?

そもそもお酒のアルコール度数とは?

そもそもこのアルコール度数とは一体何なのでしょうか?

アルコール度数は、酒税法では「アルコール分」と表記され、液体の温度が15度のとき100mlの内で含まれているエチルアルコールの容量をいいます。

エチルアルコールとは
エタノールの別称でアルコールの一種。穀物や果物などの糖質を発酵して造られる。一般的にお酒の世界ではアルコールと呼ばれている。

紹興酒でいうと、15度の紹興酒は100mlの内15ml(g)のアルコール分が含まれているということになります。

単位は「%」「度」「°」などさまざまありますが、どれも意味は同じです。

紹興酒のアルコール度数をタイプ別に解説!

紹興酒のアルコール度数をタイプ別に解説!

では、本題です。紹興酒のアルコール度数ですが、一体どのぐらいなのでしょうか。

紹興酒のアルコール度数は12〜20°で、これは国家基準に基づいて規定されています。

さらに紹興酒は4つの種類に分類され、アルコール度数はこのタイプごとに細かく決められているのです。

4種の紹興酒
  1. 元紅酒(げんこうしゅ)
  2. 加飯酒(かはんしゅ)
  3. 善醸酒(ぜんじょうしゅ)
  4. 香雪酒(こうせつしゅ)
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日本に流通している紹興酒は加飯酒が主流で、大体14〜16°のものが多いです!

紹興酒の種類については下記でより詳しく解説していますので気になる方は併せてご覧ください!

製法と糖分量で4つに分類!紹興酒の種類について解説【プロ向】
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紹興酒のタイプ別アルコール度数

紹興酒4種ごとのアルコール度数やその他の成分をまとめたので、ご参考ください。

元紅酒の成分基準表

糖分 15g未満(1リットル中)
酸度 4.0-7.0g(1リットル中)
アルコール度数 13.0°〜20.0°
アミノ酸 0.5g以上(1リットル中)

加飯酒の成分基準表

糖分 15.1〜40.0g未満(1リットル中)
酸度 4.5-7.5g(1リットル中)
アルコール度数 14.0°〜20.0°
アミノ酸 0.6g以上(1リットル中)

don
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加飯酒は年数ごとでもアルコール度数が細かく規定されています。
善醸酒の成分基準表

糖分 40.1〜100.0g未満(1リットル中)
酸度 5.0-8.0g(1リットル中)
アルコール度数 12.0°〜20.0°
アミノ酸 0.5g以上(1リットル中)

香雪酒の成分基準表

糖分 100.0g以上(1リットル中)
酸度 4.0-8.0g(1リットル中)
アルコール度数 15.0°以上
アミノ酸 0.4g以上(1リットル中)

他の醸造酒と紹興酒のアルコール度数を比較してみよう

他の醸造酒と紹興酒のアルコール度数を比較してみよう

お酒は蒸留酒やリキュールなど酒税法によってさまざまな種類に分類されていますが、紹興酒は醸造酒の一種です。

醸造酒とは?
原料の糖分を酵母によってアルコール発酵させた飲料のこと。

醸造酒といえば、日本では日本酒やワインなどさまざまなジャンルが存在します。

では、他の醸造酒のアルコール度数はどの程度なのでしょうか?紹興酒と比較してみましょう。

代表的な醸造酒のアルコール度数は下記の通りです。

日本酒 15°〜16°
ワイン 12°前後
ビール 4〜7°
マッコリ 6〜8°
紹興酒 14〜16°
don
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紹興酒は日本酒と同じぐらいなんですね!

日本酒は紹興酒と同程度のアルコール度数ですが、これは米を原料として、並行複発酵によってアルコールを生み出しているからだと言えます。

並行複発酵(へいこうふくはっこう)とは?

甕やタンクの中で糖化・アルコール発酵を同時に行っていく高度な技術を要する醸造製法。

アジアに見られる特徴的な造り方で、代表的なお酒としては日本酒や黄酒(紹興酒など)、マッコリなどが挙げられます。

並行複発酵だとアルコール度数が高くなる理由

並行複発酵によって生まれる酒は、米などの原料を麹によって糖化し、その糖分を酵母がアルコールとして生成していくことで造られます。

糖分が急増すると酵母の働きは弱くなってしまうため、糖化作業はゆったりと丁重に行われます。このとき、温度の調整・管理も重要なポイントであり、慎重に行われています。

そのため、酵母は緩やかに活発に働くことができ、アルコールも多く生成することができるのです。

まとめ

さて、紹興酒の度数についておわかりいただけたでしょうか?最後に重要なポイントをまとめます。

紹興酒の度数についてまとめ
  • アルコール度数はその定義や計測について酒税法で規定されている
  • 紹興酒のアルコール度数は12〜20度で、種類によって規定されている
  • 日本に流通する一般的な紹興酒は14〜16度程度
  • 日本酒と紹興酒は同程度のアルコール度数
  • 紹興酒は並行複発酵で造られるため醸造酒の中でも度数が高い

紹興酒の基礎知識についてより詳しく知りたい方は、併せてこちらもご参考ください!

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