干杯!中国酒探究家のdonです。
先日大久保にて購入した紹興酒「煌鼎(フォンディー)」5年・10年を飲みくらべてみました。味の違いなども含めて感想をまとめます。
結論は、紹興酒入門としておすすめですね!特に10年。非常に飲みやすい銘柄です。
下記の記事で、初心者におすすめの紹興酒を3本厳選しております。ぜひ紹興酒選びにご参考ください!
執筆者紹介 don(門倉郷史)
日本初の中国酒ガイドブック「黄酒入門」著者。赤坂・六本木・銀座にある中国郷土料理店で約9年勤務し、黄酒専門店責任者も兼任。2020年に独立し現在は黄酒専門WEB「八-Hachi-」やYouTubeなどで中国酒情報を発信中。代々木上原の中華料理店にも在籍。
▼紹興酒用の徳利としても使えます |
Contents
飲みくらべをした紹興酒「煌鼎(フォンディー)」を紹介!
SNSで中国人のフォロワーさんから「この紹興酒は中国では見たことがない」と言われたことがあります。
おそらく、日本向けにこの紹興酒の銘柄を作っているのだと思います。紹興では違う銘柄で作られていて、日本向けに流通するにあたって銘柄とボトルデザインを変えているんだろうなと。製造元を調べてみましたが情報が出てきません。謎です。
名前が変換しづらいですが「煌(きらめき)」「鼎(かなえ)」で入力できますね。中国語読みは「フォンディー」。
煌鼎5年の味や特徴「甘味と酸味が絶妙」
煌鼎5年の味や香りレビュー
澄んだ香り。青草のような瓜のような感じも。甘さと酸味が絶妙。嫌味がなく舌に馴染む。余韻は酸味がほのかに残り、長い収斂感あり。トータルでは丸みのある酒。紹興酒入門によい。
オリジナル評価スコア
👉甘味★★★3.5
👉酸味★★★3
👉苦味★★2.5
👉フルーティ★★★3
👉個性★★★3
👉紹興酒度★★★3
煌鼎10年の味や特徴「5年よりさらに飲みやすい」
煌鼎10年の味や香りレビュー
香りは5年よりもクリアに澄んでスマート。色味も10年の方が清らかで明るい。コルクの蓋のせいなのか、樽香がする。10年を嗅いだ後に5年を嗅ぐと紹興酒特有の漬物臭が鼻を突いた。
やはり10年の方が圧倒的に飲みやすい。東湖(僕の好きな紹興酒)系。甘みがほどよく、酸がうまく口の中を流れていく。苦味はほぼない。
オリジナル評価スコア
👉甘味★★★3.5
👉酸味★★2.5
👉苦味★1
👉フルーティ★★★3.5
👉個性★★★3
👉紹興酒度★★2.5
※紹興酒度は紹興酒特有の個性や味、らしさの度合いです。点数高い→紹興酒好きな方におすすめ
紹興酒「煌鼎」5年と10年の違いについて総括
5年の方が酸や苦味がやや強い。これは紹興酒全般に言えることなのかもしれない。ただ、そもそもこの紹興酒銘柄はとっても飲みやすい!
スイスイと飲めてしまう。なので、これから初めて紹興酒を飲む方などにおすすめできる入門編銘柄のひとつに認定!
入門編としておすすめな紹興酒「煌鼎」が購入可能な場所
池袋や上野の中華食材には大抵置いていると思いますが、一番手っ取り早いのはAmazon・楽天ですね!リンクを貼っておきますので紹興酒好きな方や、「飲んでみたいけど何を飲んでいいかわからない」という方はぜひ!
10年でも1000円しないので購入されるなら10年がおすすめです!こちらで購入可能です。
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